<囲碁をはじめたきっかけ>
囲碁の存在は父が囲碁の先生をしているため小さい頃から知っていました。ただ囲碁を始めたのは特別に早くはなく6歳頃でした。それは無理に囲碁を始めさせて嫌いになっては元も子もない、私自身が囲碁をやりたいというまではさせないという両親の考えがあったからでした。そのお陰か今まで嫌々囲碁をするような事はありませんでした。

<道場や先生の魅力や思い出>
道場の先生は皆が元生徒ですので生徒がなかなか強くならないなど悩んでいてもそれが身に染みて分かるので寄り添うことができると思うのです。生徒が成長して先生になりまた新たな世代の生徒を教える。これは囲碁道場の素晴らしい伝統だと思います。

<囲碁により自分がどう成長したか>
私はプロ棋士であり囲碁で生きています。囲碁は私の夢であり人生そのものだと感じています。夢を与えてくれた囲碁には感謝していますし、またこれからもっと強くなれるよう精進していきたいと思います。

<少年時代を振り返って>
私には昔からライバルと呼べる親友がいました。普段は何でも話せる親友ですが大会で当たったら絶対に負けたくない相手です。普段から対局を重ねお互い手の内は知っているので自分のオリジナル布石を研究して裏をかいてやろうと考えることもありました。そんな相手がいたからこそ勝負にカラくなれましたし良い関係性を築けたと思います。